東京裁判三部作 第二部『夢の泪』を観てきました。
出演は、辻萬長さん・三田和代さん・大和田美帆さん・木場勝巳さん・小林隆さん・土居裕子さん・春風ひとみさん・福本伸一さん・石田圭祐さん。
ストーリーは、A級戦犯容疑・松岡洋右被告の弁護人となった人たちの話。
心に残るセリフがたくさんありました。良い芝居であればあるほど、言葉で書くより観劇して欲しいと思います。
東京裁判ってなんだったのでしょう?これが、テーマになっているのですが・・・・・。
ラスト近くのセリフに『連合国に・・・・というか、ひとさまに裁いてもらっても仕方がないんじゃないか。ひとさまに裁いてもらうと、あとであれは間違った裁判だった、いや、正しい裁判だった・・・そういって争う事になるでしょう。・・・・
・・・・・・日本人の事は日本人が考えて、始末をつける。捨てられたはずの私達が、私達を捨てた偉い人達と今、一緒になって逃げているような気がする。東京裁判の被告席に座る人たちに何もかも負いかぶせてね。』
このセリフ、印象に残りました。
誰に責任があるかだけでなく、この戦争を忘れてはならない。間違った道を歩んだ事は語り継がなければならない。こんな事を改めて思いました。
とっても、重いテーマだと思うのです。でも、東京裁判という一つの重い歴史をとても分かりやすく、かつ意見を押し付けることなく舞台という方法で知らせ、気づかせてくれつ「井上ひさし」さんはすごい人だったんだな・・・・と思いました。
その井上さんがもういないと思うと、とても寂しくなり・・・・・そんな気持ちも入り、泣けてきた舞台でした。
次回は第三部が楽しみです。
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