昨日の続きです。よしつぐさんとの親睦会を終え、一緒に行った友達とちょっことお茶をしてから、一人出かけたのは帝劇です。『モーツアルト』を観て来ました。
この舞台は今回で3回目。初演時に井上芳雄さん、中川晃教さん両方観ているのですが、今回は中川さんを再びです。
中川さんの歌声好きなのです。『TOMMY』を観に行った時はなんとなく、不完全燃焼だったのですが、今回は歌声を堪能しました。
中川さんは、はじけたモーツアルトの印象があります。やんちゃな感じって言うのかな~~~。父であるレオポルト(市村正親さん)と最後まで分かり合えないのが、とっても悲しいですよね。
天才がゆえに、どんどん遠くへ行ってしまう感じが、表情からもとってもよく分かった気がします。世間知らずね~~良く言えば、無邪気?って言うか、結局とっても子供だったのかな~~。もう少し、世渡りできる人だったら、早世しなかったかもね。
歌声はよかったなぁ~~満足でした。もともと、モーツアルトの曲は好きでCDでも聴いているので、どの曲もなじみがあって、楽しめました。
モーツアルトの妻コンスタンツェ役はhiroさん。歌、良かったですよ。セリフは時々、あれっ?って思うところが、私はありました。セリフと言うか演技かな?←偉そうな私です。お許しを~~(笑)
吉野圭吾さんも出演されています。役に関係ないのですが、ロングの巻き毛が似合う方だな~~と、つくづく思いました。オスカル役なんてお似合いかも。あとは有閑倶楽部の美童役。(これは、原作漫画を読んでいる人でないとわかりませんね)高校生の役だから、年齢にちょっと無理があるかな~~~。
市村正親さん、息子の行動に苦悩する父を強く感じました。途中、2度ほど仮面をつけて、出てくる場面があるのですが、これを観るたびに「もう一度、市村さんのオペラ座の怪人がみたい!!」と思うんです。ん~~~~観たいなぁ☆
カーテンコールでは市村さん「そんなの関係ねぇ」のフリを真似していました。相変わらず、お茶目な方です。
この舞台、アマデ役の存在がとても大きいと思います。モーツアルトの幼少の影がずっとモーツアルト自身を励ましたり、おびやかしたり・・・・・子役が演じるのですが、モーツアルトにつかず離れず、ずっとそばにいるのです。セリフは一切なし!無言の演技がなおさら、存在の大きさを強調するようです。
1日に2本は、気ぜわしいから出来るだけ、しないようにしているんですけど、時々、ブッキングしちゃうんです。
でも、両方無事に楽しめてよかったです。
よしつぐさんに堪能し、中川さんに満足し贅沢な1日でありました。