井上芳雄さんの10周年コンサートに行って来ました。
ゲストは新納慎也さん。
1部はちょっとした一人芝居。舞台裏の様子から入って、今までの舞台の曲を披露してくれました。これがまた盛りだくさんで、2人のダンサーを従えて踊ったり、ギターの弾き語りもしたり・・・・。ギター、しっかり音も出て慣れている感じだったなぁ~~。
ダンサーに、はい!って感じでギター渡されて、えっ!って言ってたけど、違和感なかったです。
ミス・サイゴン、ミー&マイガール、エリザベートなど聴かせてくれました。
私って、結構、井上芳雄さんの舞台を観劇しているんだな~~って事に気がついちゃった。
エリザベートでは、舞台の大きいスクリーンにトートが現れまして・・・・・一瞬誰?と思ったら、井上芳雄さんご本人。客席から失笑が・・・・・私も笑ってしまったのだけど、この話が2部のトークで盛り上がるんです。
映像の芳雄さんと舞台でのルドルフ芳雄さんが、コラボするというか・・・・うまく絡むんです。ラストは映像の中で2人が一緒になる。このラストは会場から、感嘆の声が出てました。1部は1時間弱で終了。
2部はピアノの島健さんと、トークしながら進んで行きます。
曲はマイケル・ジャクソン、尾崎豊さんなど色々でした。尾崎さんのI LOVE YOU、良かったです。
2部はトークも自由だから言いたい放題。『今日で3日目のコンサートなのですが、あそこで笑いが出るとは思わなかった・・・・。今日のお客さんは変です』って言ってた。
どこの事かと言えば、トートの映像です。『人間って驚くと笑うんですね』と、しみじみ・・・・・。この件に関しては、島健さんも『あそこで笑いが出るとはなぁ~~』と、やはり言っていました。でもね、なんかつい笑えるんですよ。
ゲストの新納さんは、レントの曲でデュエット。出てきた瞬間、舞台が華やかになりました。
そしてトークが実に面白い。井上さんが何度も、今日のゲストを考えて、とにかく巻きます、と言っていた意味がわかるほど、おしゃべりが止まらない。
次々と喋りまくるの。それがまた面白くって、笑いすぎて涙がでました。
予想通り、トートについてツッコミ。
新納さんが言うには、『ルドルフしていても、もうフランツにしか見えなかった・・・』って。
すると芳雄さん『いいんだ、いいんだ、コンサートだけで歌うから・・・』『そしたら僕トートで出るよ』と新納さん。
すかさず『映像でね』と芳雄さん。『いいよ~~毎回出れるから』
この2人のやりとり、本当に面白かった。もう、ルドルフは卒業なんだね~~。
新納さんとは10年を振り返るなんて、これっぽっちも無くって2人で言いたい放題の楽しいトークをしていました。新納さんソロはAIのストーリー。これも良かったなぁ~~~。
ダンサー2人は、1部で芳雄さんの分身みたいな役どころです。だから、顔がそっくり!!って言うか、芳雄さんのマスクをずっと着けているんです。ず~~~~っと着けたまま、踊りまくる。苦しくないのかな~~と妙な事が気になったりしましたよ。
6時半開演で終演が9時20分。休憩20分はあるけど、たっぷり歌を聴き、トークも面白く、楽しかった~~~~。
プロだから、当然と言われればそれまでなのだけど・・・・・改めて思ったことがひとつ。
色々な歌を聴かせてくれたけど、すべて井上芳雄の曲になっている。当たり前なんだけど、ちゃんと自分の個性を生かしてる。やっぱりプロなんだな~~と思ったよ。真似をするだけでなく、自分の歌にすることが出来る人がプロなんだよね。
アンコールだったかな。エリック・クラプトンの曲、とっても良かった。気持ちが伝わってきた気がした。曲名忘れちゃって・・・・・4歳で亡くなってしまった自分の息子を思って歌った曲よ。