最近になって週刊誌報道への注目が集まる中、「言ったもん勝ちの危うさ」もまた指摘されるようになっているが、この点については私も全く同感である(そもそも週刊誌報道≠真実は、何度も強調してきた通りだ)。
ただ、それらの指摘を見ていて問題だと思うのは、指摘するポイントが単発というかシングルイシューにフォーカスしていて、構造を正しく捉えていない点だ(例えば、「なぜ週刊誌報道がこれほど . . . 本文を読む
「旧NHK党はなぜ注目されたのか?」という話でも触れたんだけど、一定数の人間がある現象にコミットし、かつそれが社会の動向にも少なからず影響を与えている場合、単に「バカなヤツらが熱にうかされてるだけ」というスタンスでいるのはあまり得策ではない。
その一例が、松本人志の性加害問題に見られるように、「週刊誌報道はなぜこれほど注目されるようになっている(なってしまった)のか」という視点で . . . 本文を読む
こちらは落合陽一と当事者研究で有名な熊谷晋一郎の対談だが、示唆に富んでいて様々考えさせられるところが多かった。特に、障がい者に投げかけられる「自立せよ」という声に対し、自立とはそもそも何かを考え、それが一人で生きることでは全くなく、「依存先が複数ある事」「支配されない事」だとして . . . 本文を読む
仕事や利益に結び付くと錯覚していた?
もちろんこれはカリカチュアであり、そういうレールで優位に立ってきた人間たちは受験というシステムへの適応力があるから、新たな環境への適応力もそれなりに高いがゆえに、就活というある程度システム化されたものも新しい「ゲーム」として乗り切れるケース(cf.朝井リョウ『何者』)は高い、ということも最後に触れられている . . . 本文を読む
なるほどね、「切ってもいい人」か。ちょうど「ゆく年、くる年、AIの年」や「分断が進む社会で『自己中』たることのリスク」などの記事でほとんど同じテーマを扱っていたので、その類例・補助線として提示しておきたい。
しかしまあ、ようこれだけ色々な要素を詰め込みましたわ。要するに将来のリスクも見越した「再配分」システム . . . 本文を読む
仕事納めついでに大掃除も敢行したい!てなわけで、11月に行ったラーメンフェス@駒沢公園の載せ忘れをお蔵出し&お焚き上げしたひ。まあそもそも、載せ忘れなのに続編とはこれいかにって話だが、今記事が溜まりまくって60弱あるので、その辺の整合性を云々してる暇はナッシングパパ38歳と。まあ前回述べた「自由恋愛はなぜ地獄になるのか」って話にもリンクするので、ちょうどええんやないかと思われる。
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なるほど「なぜ自由恋愛は地獄になるのか?」ねえ。いや~、ホロライブの下りとか喩えがキレキレ過ぎて思わず爆笑してしまったわ🤣まあ「推し活ビジネス」ってつまるところ新たなお布施と同じやからねえ(そのわかりやすい形態が「頂き女子」だったわけで)。それを理解して「ゲーム」であるうちはいいけど、それが生活を圧迫するようになったり、さらにその見返りとして相手を拘束する(権利 . . . 本文を読む
もし仮に「他者との関係性に配慮するのは相手への思いやりからだ」ぐらいにしか思ってないのなら、こういう動画を見ておいた方がええわな。あるいはより具体的には、津山事件において、そこで見逃された人間たちが「犯人を迫害しなかったから」ということを思い出すのも有益だろう(もちろん相手におもねるべしという話ではないし、その必要もない。その認識は多分に主観的であり、上手く距離 . . . 本文を読む
「損得ばかり考える人間になるな、贈与できる人間になれ」みたいな事を言う人が時々いて、その意図するところは理解できるが、そういう人間の志向性は簡単にシステム化、つまり搾取構造に取り込むことができちまう点には注意が必要だ。
こういう仕組みは、そもそも「人間というものは利己的に振舞うのだからこそ、利他的 . . . 本文を読む
映画「ソナチネ」のレビューで生死の境界の曖昧さに触れたので、続きとして安楽死やトリアージの話を準備していたが、その前にもう少し結論が単純なテーマを取り上げてみたい。
さて、冒頭の動画ではAEDのやり方の説明に加え、男性が女性にAEDを行うことで、セクハラなどにより訴訟されるリスクがあるのではないか . . . 本文を読む