euphoriaプレイ日記:葵 菜月 前編

2016-02-01 17:46:49 | ゲームレビュー

日焼けスク水女子にザーメンタンク空になるまで種付けしてーーー!!

と書いたら、あなたは私が真面目に話していると思うだろうか?・・・

 

はいどうもこんばんわ。カラヤン伯です。仕事が全然回ってないし今日も休日出勤せねばならないが、さりながら放置してvividさの失われたプレイ日記なんて一週間放置したファミチキよりゲロカスなものになってしまうんや・・・という恐怖からフライング気味に書き始めることにしました。なお、ネタバレに繋がりそうなものはできる限りぼかすか略すかしながら書いていきますよと。

 

「euphoria事始め」は最初に菜月を鍵穴に選んだ時点までの話だったので、その続きからいこうと思う。まず先生を選んだのは、真中(合歓の字は入力が面倒なので苗字で表記しているだけで他意はない、などとあえて書いてみる)から指定された叶が選択肢に入っていなかったからだ。この時点で発想したのは次の通り。

真中→真相に近そう+行動的に危険度が高すぎる(という意味で主人公が彼女を選ぶ必然性がない)
凛音→関係性が薄いためわざわざ選ぶ必然性がない
薪羽→「自分を選ばないですよね?」と言ってくる後輩をわざわざ選ぶ必然性がない

よって消去法で菜月。先生だから立場的に辛いお勤めをさせたとしても、他に比べれば必然性が高い(理屈が通りやすい)という点も大きいが。「巨乳で年上でメガネのキャラが俺のストライクゾーンだからに決まっておろうがこのド畜生が!!」などと書きたいところだが、生憎euphoriaのプレイが遅れに遅れたのは一人も食指が動くキャラがいなかったからであるため、私は真実に正直でありたいのだ(`・ω・´)bキリッ

 

ともあれ、二人で部屋に入ると、どこからともなく箱が表れて開錠条件(課題のクリア条件)が提示される。そこで狼狽する菜月。そして二人のやり取り(結構重要なので長めだが引用する。地の文は主人公の心理描写)。

さっき・・・名前を呼んだ時の動揺からすると、俺から動かないと、どうしようもないかーー

菜月「・・・・」(ここで菜月のぎこちなく微笑む音声入る)

ちょっと驚いた。ぎこちなくはあったが、先生は俺に向かって微笑んでいた。

・・・ここで笑えるのか。

どちらかというと柔和で、ただやさしいだけの人と思っていだけれど・・・。

人は見かけによらないということか・・・。それともこの笑みはハリボテか?

「先生・・・」

反応をみるために、声をかけてみる。

「大丈夫よ、大丈夫」

声は震えていた。だけど思いの外落ち着いた口調で先生は答えた。

「だって、他の子たちにやらせるわけにはいかないもの。ここは先生の役目だわ」

その言葉は、俺に語りかけているようにも、自分に言い聞かせるようにも、受け取ることができた。(引用終わり)

 

短いやり取りだが、(やや冷徹とも思えるほど)冷静な分析と説明がなされており、薪羽への冷めた視点などと合わせてこの作品の描写能力の高さを再確認。「ここは先生の役目」という部分は菜月の心情的にごくまっとうなセリフに見えるが、同時にプレイヤーの心理はお見通しというメタメッセージにも読める。まあこちらを手玉に取るくらいの作品でなければ(つまり残虐さをただ見せるだけの作品など)、長時間プレイするに値しないわけで、望むところである。

 

ちなみに最初の課題は鼻フック。ふーん、なるほど痛みよりは羞恥プレイって感じだな。クリアした後でのやり取りはまあ予想の範囲。ほどなくして次の鍵穴選択は菜月。ずっと一人のキャラをとりあえず選んでみることにしよう。はてさて次の課題は・・・ローター+電マ攻めによる絶頂10回、ほうほうなるほど。痛い系(針責めとか)やスカ系が少ないのは私にとっては助かるところだ。てなことを思っていると・・・

震えとまらにゃああいいい。

クリちゅぶれりゅうううひぃヒぃいいああ。でででで電マで潰れちゃっひひぃぃぃ。ブルブルブルブルっ震えてあひゃあああほぉぉぉ

イッでましゅうぅ。イっておひぃいい。(菜月セリフより一部引用)

 

こはいかに。かくてはたちたまへるぞ。もののつきたまへるか。なるほど確かにエロコンテンツでの淫語はデフォルトだし、特に昨今はその言葉や言い回しはどっから習ってきたの?と聞きたくなるようなエスプリの効いたフレーズやらマキシムやらが跳梁跋扈していることは否めない。それはネタとして、あるいは狭い世界のお約束としてなら理解できる。しかし、今プレイしているeuphoriaは、そういった「ズレ」に対して敏感な作品であるはずだ。「ゲーム」の深刻さと残酷さを示すために死ぬ役を与えられた委員長(ちなみにこのような役割の付与は、ホラー映画などでよくあることだ。セックスしてるカップルは必ずといっていいほど死ぬ、とかw)。薪羽の無邪気さとそれに対する白けた雰囲気・発言。そして前掲の菜月の反応。基本的に、「そんなバカな」と呆れたり・嘲笑したりせずにはいられない行動・言動が少なく、むしろこちらの想像を先回りするようなセリフやモノローグがしばしば出てきて「ちゃんとあなたの想像していることはこちらもお見通しですよ」と繰り返し示してくるのだ。

 

にもかかわらず、この唐突な淫語の数々は何なのか?ここで考えられることは二つ(冒頭の問いにも繋がる)。

1.euphoriaも結局凡百のエロゲーと同じにすぎない
(いいじゃんエロゲーなんだからよ!細けーことは気にすんなってw)

2.菜月の隠された欲望の発露
(主人公がこの環境で獣性の発露を喚起されているように、他のキャラもまた隠された何かが触発されている?)

3.この演出には何かしらの(メタ的な)意味がある

1を考慮しつつも、2・3の可能性が極めて高いように思われる(これはシナリオゲーという前評判を聞いているからでもあるが)。2はこの時点では判断のしようがないが、3だとするならば、この「演出」には何の意味があるのか?プレイ冒頭で気になった、これ(この空間?)が巨大なインナースペースだということを示す材料というのが一番可能性が高いのではないか。だとすれば、奇妙な淫語の数々というエロコンテンツ=箱庭空間のお約束を逆手に取って、今いる空間の恣意性・閉鎖性を示す演出なのだとしたら、これはやはりとてつもない傑作なのかもしれない。

 

そんなことを思いながら、三日目へ突入。(次回へ続く)


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