穴八幡の古本市において

2006-10-02 21:05:49 | 本関係
今日は大学へ行ったついでに穴八幡の古本市をのぞいた。


さて、最初に丸山照雄『日本人にとって宗教とは何か』(藤原書店 1995)を買うことにしたくらいまではよかったのだが、その後ジェームズ・E・ケテラー著、岡田雅彦訳『邪教/殉教の明治―廃仏毀釈と近代仏教』(ぺりかん社 2006)が3900円だったのを悩んだ末に買ったあたりからおかしくなり、日本思想体系の『近世仏教の思想』『キリシタン書 排耶書』がそれぞれ安かったので買う。ちなみに内容は当時の廃仏論などの校注(場合によっては原文も掲載)と解説及び文献解題から成っている…って俺は研究でも始めるつもりなのだろうかwまあ今の状況では読めるはずのないものだ。そして最後には、『売春の社会史』を半分ネタで買ってしまった。またそれだけでは飽き足りず、大学生協でニーチェの『善悪の彼岸 道徳の系譜』(ちくま学芸文庫)まで購入。正直やりすぎである。勢いとは怖いものだなあ…


というわけで本日の出費。
・日本人にとって宗教とは何か …1000円
・邪教/殉教の明治      …3900円
・近世仏教の思想       …500円
・キリスト書 排耶書     …700円
・売春の社会史        …2000円
・善悪の彼岸 道徳の系譜   …1522円

およそ一万円近く(9622円)になってしまったが、この満足感でさすがに今年はハードカバーを買わなくて済みそうだ。だが、これらの本をいきなり読むことはまずありえないだろう。先に韓国のキリスト教関連の本や森安達也の『近代国家とキリスト教』を読破しないといかんし。さて今日買った本を読破するのはいつになることやら。



そういえば、今日一つだけ買うのをこらえた本があった。それは尊敬するチェーホフ関連の手紙や写真を載せたもので、めちゃくちゃ欲しかったが裏を見たら7600円…で、さすがに止めた。懸命な判断だったと思いつつも、4000円くらいだったら買えたのにと微妙な未練が残った。愛しのアントンをいつの日にか我が手元に…
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2 コメント

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俺も (uekkey)
2006-10-10 23:13:26
「善悪の彼岸」と「道徳の系譜」は積読してますわ。是非、読み合わせというか意見交換会やりましょう。

そういうトリガがないとそれこそしばらく手もつけない状況になりそうだから…。



…ってか地味に初カキコみたいです(笑)
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Unknown (ボゲードン)
2006-10-12 01:14:21
初カキコおめでとさんw



善悪の彼岸は…いつ読むのかねえw少なくとも俺には期待せんほうがいいよw
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