ノイシュバンシュタイン城の城内見学はツアー制になっていて、グループで行動し、ガイドが城内を案内するというシステムである(1グループ15人ぐらいだったかな?ちなみに所要時間は30分)。
・ガイドがつくことによって何がなにやら全くわからない、という事態は避けられる(進む順番を間違えたりもしない)
・見学者が「おいた」をしようないよう監視できる
・説明しながらある程度したら先に進むので、見学者が城内にずっと留まることで人が詰まってしまうことがない
なるほどこれは合理的なやり方だわと妙に感心した。一つの場所を見る時間は、説明を聞いたら即座に移動というほどせわしなくもないが、かと言って気になるところをじっくり観察する時間はない、というぐらいである。
ちなみに当然というか城内は写真撮影NGなのだが、今ここに写しているのは窓から見た外の景色である。
もういい加減自分でも慣れろよとは思うが、あまりに出来すぎてて逆に現実味がないってすごいよな・・・
見ての通りここは厨房。あんまし記憶が定かではないが、ある所までツアーで見終わったら、あとは自由行動だった気がする(ただし前には戻れない)。食器も含めこの空間はリフォームされているので、歴史的建造物というよりはテーマパークにでも来た気分である。
うーん、ババリアだけに、いかにもババロアとか作りそうな食器ですなあ(小並感)。
こりゃあネオロマネスクですかね。タイミング的には18世紀後半~19世紀って古典主義(古代ギリシアやローマを理想)とかロマン主義(それは民族主義と密接な関係があるため、グリム童話を典型として、自民族のルーツを探ろうとする)の盛り上がりもあってネオルネサンス様式やネオゴシックが流行るわけだけど、よう考えてみたらホーエンシュバンガウ城自体がネオゴシック式なわけで、まあこういうのが見られることも驚くべきことじゃないよな。
とかそんなことを思いながら、城の見学は割とサクサク終わったのだった。
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