中東で急速に火の手が拡大しつつある。高橋和夫がウクライナ侵攻と中東情勢に関する講演を7/29に行った時、イラン・イスラエル関係ですでにきな臭い話が出ていることをヒズボラなどを例に出しながら具体的に述べていたが、「この秋以降忙しくなるかもしれない」という最後の結びが現実味を帯びてきていると言える。
この中東情勢にアメリカなどのリソースが割かれれば、ウクライナ情勢はさらに混迷を強くし、それらは台湾など東アジア情勢にも大きな影響を与えかねない。
そうなれば、不穏な経済状況もあって外征に活路を見いだすという一部首脳の思惑が、同時多発的な戦争・戦闘へとつながるかもしれない。人類が経験した先の大戦と同じように。
ところで、講演終盤の「日本も核武装の『敷居』国家なのか?」という質問に対し、自己認識と外からの見え方は全く違うと述べていたことについて、次の動画を掲出しつつこの稿を終えたい。
アヒルは優雅に泳いでいるようでいて、水面下では必死に足を動かしている、などと言われることがあるが、私たちの日常もまた同じで、凪のように見える日々も、あるいは停滞した社会でさえ、不断の努力と様々な偶然性によって、たまさか均衡が維持されているだけに過ぎないのかもしれない。
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