ひぐらし、若草物語

2007-04-16 00:40:59 | レビュー系
ひぐらしについて。目明し編は予想通り原作のレベルに遠く及ばなかったが、六話分であることも考慮すればそれなりによく作られていた思う(悟史の感情表現はなかなかよかった)。ただ、綿流し編で梨花が自殺するシーンがあったのはまずいんじゃなかろーか(今さらだけど)。だって綿流し編の彼女は詩音の拷問によって死んでいるのだから。まあそれを言い出したら、症候群の認識世界が一般世界と全く同じもののように表現されていることの方がよっぽど問題だとは思うけど。


そしていよいよ罪滅ぼし編…ここからひぐらしの評価が大きく分かれ始めたと言っても過言ではない。本編では、鬼編の真相とかは推測させるようにして、しかもいきなり他の世界の出来事を夢に見たりといった珍現象が起こったことに原因の一端は求められる。その評価、あるいは演出がアニメ版でどうなるか、非常に興味深いところだ(蛇足だが、今思い返すと「幸福」のために世界をくり返すのはハルヒを彷彿とさせる)。


次に若草物語の話。ちょうど「小公女セーラ」の次のアニメということもあって、こないだから見始めた。南北戦争の評価については、(奴隷解放の関連もあって)やはりというか北軍寄りな感じだが、南軍の司令官がベス(三女)のピアノを聴いてノスタルジーに浸るなど、単純に悪というのではなく人間味のある存在として描こうとしている印象を受ける。四姉妹の絡ませ方についても、四人が平均的に扱われているのではなくアグレッシブなジョー(次女)とエミリー(末っ子)が中心になって、話を動かしている感じ。まあメグ(長女)の舞踏会や仕事の件や内気なベスが新天地でどう振舞っていくのかについても、これから新たな動きはあるだろう。


あとはエミリーを娘にしたいとか(鼻に洗濯バサミ[?]をつけて寝ている姿は反則的にかわいい)、今の状態で三人から選んだら100回やって100回メグを選ぶというだろうなあとか(理由不明)思っているが、まあアニメ版はまったり見ようと思っている。とりあえず原作が手元にあるので、そちらを近いうちに読み終えたいものである。

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