中央道を南下する車窓から切り立った谷間の山腹にムラサキ色の花が目に付きだした。ミツツバツツジであることは容易にわかるが、冬枯れの雑木林にムラサキ色が美しい。越後でも雪消えの雑木林ではところどころに散見されるけれど、木曾の谷間ではとても良く目立った。
一般にツツジはサクラが終わった5月ころの花といわれるけれど、このミツバツツジの仲間はとても早い。途中通過した南木曽ではミツバツツジの群生地があって周囲にサクラが配置されて公園になっていた。おそらく、ミツバツツジを除いてその他の雑木を伐採しながら育ててきたのであろう。植え込んだものではなく野生のツツジだが純粋に自然状態で群落が出来たのではない。
ところで、このミツバツツジは分類が難しい。毛があるかないかなどで様々な種が日本各地に生育している。越後ではユキグニミツバツツジとかサイコクミツバツツジなどが生育しているのだが、一見しただけでは判別しにくい。今回目撃したものは場所からしてトウゴクミツバツツジになるのだろうか。いずれにせよ葉が三枚、輪性状にでることに由来するが、種が多いということはこのミツバツツジが今まさにこの日本で進化し続けている証拠と考えてもいいだろう。日本はサクラの国でもあるが、ツツジの国でもある。
一般にツツジはサクラが終わった5月ころの花といわれるけれど、このミツバツツジの仲間はとても早い。途中通過した南木曽ではミツバツツジの群生地があって周囲にサクラが配置されて公園になっていた。おそらく、ミツバツツジを除いてその他の雑木を伐採しながら育ててきたのであろう。植え込んだものではなく野生のツツジだが純粋に自然状態で群落が出来たのではない。
ところで、このミツバツツジは分類が難しい。毛があるかないかなどで様々な種が日本各地に生育している。越後ではユキグニミツバツツジとかサイコクミツバツツジなどが生育しているのだが、一見しただけでは判別しにくい。今回目撃したものは場所からしてトウゴクミツバツツジになるのだろうか。いずれにせよ葉が三枚、輪性状にでることに由来するが、種が多いということはこのミツバツツジが今まさにこの日本で進化し続けている証拠と考えてもいいだろう。日本はサクラの国でもあるが、ツツジの国でもある。