長いこと思い描いていてなかなか実現しなかったことが一つ実現した。東大の小石川植物園に遊びに行く機会が持てたのである。都会の植物園という思い込みで凄く整理された園内であろうと考えていたが、正門前に立ったときにその自然性に意表を突かれた。訪れる人も常連なのか服装からストレッキングスタイルでザックさえしょっている。ここは、人工的な要素はあるにせよその歴史からかもう自然そのものに近い印象である。
園内に入ってまず目に入ったのがアマナの群生である。種はオオアマナといい帰化植物で日本在来種ではないが、ここではいかにも自生地であるかのような振る舞いで至る所に咲いている。日本のアマナはどれも控えめで咲く時期も一瞬、これほど幅を利かせて傍若無人な感覚を与えないのだが、このアマナの群生を見たとき自分の辞書に無い光景で少しうろたえた。太平洋側にはこのようなアマナが自生していたのかと不勉強を恥じていたが、帰化植物と判ってどこか安堵したものである。
とにかく、小石川の植物園の印象は強烈でなぜもっと早くに訪れなかったか悔やまれるところだが、何度来ても見飽きないし、時期をずらすことによってまた違った側面を見ることが出来るから、これから上京する楽しみが増えたというものである。しばらくは、小石川の植物園で出会った植物を紹介することにしよう。
園内に入ってまず目に入ったのがアマナの群生である。種はオオアマナといい帰化植物で日本在来種ではないが、ここではいかにも自生地であるかのような振る舞いで至る所に咲いている。日本のアマナはどれも控えめで咲く時期も一瞬、これほど幅を利かせて傍若無人な感覚を与えないのだが、このアマナの群生を見たとき自分の辞書に無い光景で少しうろたえた。太平洋側にはこのようなアマナが自生していたのかと不勉強を恥じていたが、帰化植物と判ってどこか安堵したものである。
とにかく、小石川の植物園の印象は強烈でなぜもっと早くに訪れなかったか悔やまれるところだが、何度来ても見飽きないし、時期をずらすことによってまた違った側面を見ることが出来るから、これから上京する楽しみが増えたというものである。しばらくは、小石川の植物園で出会った植物を紹介することにしよう。