森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ひねって咲かせるラン

2007年01月14日 | 自然観察日記
 栽培しているシンビジュームが咲き出しました。暖冬ですが例年に比べ遅くなっています。温度管理が上手くいかなかったのでしょう。もう少し綺麗なピンクになる種ですなのですが、光不足(かな?)でぼやけています。そうではあっても我が家の居間を飾るのに大切な存在です。
 ランの花はほとんどがつぼみから咲き出すまでに「半ひねり」を行います。つぼみのときに花茎に近い側が必ず下に来ます。この花弁がリップというわけです。写真の花柄に「ひねり」の様子が出ていますね。しかし、この「ひねり」が個々の花によって「右ひねり」であったり「左ひねり」であったりで法則性がわからないのです。きっと何かのルールがあるのでしょうが、じっくりと観察しながら答えを見つけることにしたいと思います。