森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ユキワリソウ(キンポウゲ科) その4

2007年01月29日 | 自然観察日記
 この当たりのユキワリソウの本当の種名は「オオスハマソウ」といいます。葉が3つに大きく割れる形から「ミスミソウ」という種があるのですが、この「ミスミソウ」比べ3分裂する葉の角が丸くなって大型なのこの名があります。
 とにかく変異の多い種ですから、花弁(ガク)の色と数、花糸(雄しべ)の色などが多様でその組み合わせもいろいろですから愛好家にとってはたまらない一品なのでしょう。だからといって盗掘は困ります。自然なものはそのままにしておいてほしいものですね。

ユキワリソウ(キンポウゲ科) その3

2007年01月29日 | 自然観察日記
 この場所も以前より個体数が減った気がします。特に赤い色の個体が少なくなりました。7割くらいが白花、3割弱が紫(青)といったところでしょうか。ピンクもありますが色の濃い紅が見かけなくなりました。

ユキワリソウ(キンポウゲ科) その1

2007年01月29日 | 自然観察日記
 地元の新聞に長岡にある越後丘陵公園でユキワリソウがもう咲き始めたという記事が載りました。「えっ、もう・・」と思う反面この陽気ではそれもむべなるかな。私の縄張りのユキワリソウがどうなっているのかが気になって取り急ぎ出かけてみました。
 前日長岡では降らなかった雪がここでは降ったらしく所々に白い名残雪があります。この感じではまだ咲き出していないのかなと枯葉の積もった斜面を目を凝らしながら探しました。
 小一時間も探したでしょうか、ありましたね。私に似た気の早い個体がぽつぽつと。