森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イラガのマユ

2007年01月28日 | 自然観察日記
 先日、友人から「これはなんだ?」というメールをいただきました。イラガのマユの写真でした。幼虫の写真はネットからいただいたものです。この幼虫が秋に葉をせっせと食べて丸々太って硬いマユを作るのです。いわゆる終齢幼虫がこのマユを作り中から成虫のガが出てくるというわけですね。
 イラガの仲間は「刺す虫」の代表格で、「イラガ」を「刺蛾」と書きます。果樹や庭園樹に多く着いていますから、我が家には沢山住みついていて私はよく刺されます。結構腫れしばらく痛みや不快感は続きますが、ブユや蚊のいつまでも続くかゆみによりはましかなと思っています。成虫は特に悪さはしないようですね。
 我が家では沢山いますが都会では見かけなくなったという話も聞こえてきます。ありがたい虫でもないからそれでもいいのかもしれませんが、また一つ自然が消えかかっていると思うと一抹の寂しさ覚えます。
 また「これはなんだ?」メールをいただきたいですね。待ってます。