沼の原に来た狙いは本当はこのシラヒゲソウを探しに来たのです。ユキノシタ科でウメバチソウの仲間です。繊細な花弁には圧倒されます。この花に会いたくて雨の中来たようなもの、出会えてほんとうによかったと思っています。先のオオニガナの生育する湿地の足元に小さな群落を作っています。歩く木道の傍にも出てきてくれてしみじみとこの花の美しさを堪能しました。
花を横から見るとその作りの面白さが際立ちます。細かく割れた花弁の繊細さはさておき、ウメバチソウとよく似た構造をしています。丸い腺体をつけたものは仮雄蕊(ずい)という名で呼ばれるものなのですが、何をするのためのものなのか判然としません。昆虫を誘う仕掛けで何か匂い物質でも出しているのかなぁ・・・。自然界には意味の無い構造は基本的にはありません。必要とするからその形がある。それが進化の妙ですね。
ところで、私はシラヒゲソウは渓流の岩場にあるものとばかり思っていました。それがこの沼の原の平坦な湿原にあるのがとても違和感があるのです。越後などの雪国の岩場にある種はオオシラヒゲソウと思います。ここにあるのはシラヒゲソウで生育場所の好みが違うと解釈しています。
ところで、私はシラヒゲソウは渓流の岩場にあるものとばかり思っていました。それがこの沼の原の平坦な湿原にあるのがとても違和感があるのです。越後などの雪国の岩場にある種はオオシラヒゲソウと思います。ここにあるのはシラヒゲソウで生育場所の好みが違うと解釈しています。