森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ベニナギナタダケ

2011年10月06日 | 自然観察日記
キノコの季節に入っていますが、実の成りに比べ今一です。里山を探して出てきたのがまずはベニナギナタダケ。食べる対象ではありませんから食毒は別にして形と色の面白さに注目です。これを見てあまり「なぎなた」を連想できない私がいます。

シロソウメンタケ

2011年10月06日 | 自然観察日記
このキノコは名前と見た目が合致しますね。ソーメンです。ナギナタもソーメンも同じグループに分類されるものですが専門的には各形質の微細構造まで検討がされますので難しいものです。
一般にキノコの色彩は鮮やかで独特です。種それぞれに有機物を分解して必要な物質を作り出していますから細胞内に作られる物質は種によって異なりそれが発色源になっているものと考えられます。昆虫が受粉や摂食で植物に特異的に対応しているのに似て菌類も菌根や栄養分解で対応する相手が特異的なのでしょう。膨大もない種がそこには存在します。