森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カンボク

2011年10月14日 | 自然観察日記
スイカズラ科の低木で山野の湿気の多いところで時たま見るものです。とはいっても今までの経験では3~4回くらいでしょうか。かなり昔の話で信濃川の河川敷に生えていたのがあって強烈な印象が残っています。実のついた時期のものは初めてです。戸隠森林植物園には自生種がありました。

カンボク 実

2011年10月14日 | 自然観察日記
葉の形でカンボクと直ぐに分かりましたが実をつけている姿には大変感動しました。声が出たようですが近くには誰もいませんでしたから恥ずかしい思いはしなくてすみました。でもこの感動をどうやれば伝えられるでしょうか。
ガマズミの仲間は実が赤いですね。カンボクも綺麗な赤い実が付きます。実だけ見ればガマズミの他種とはあまり区別が付かないかもしれません。ガマズミのほかの仲間は葉は大体丸い形ですが、カンボクの葉は大きく3つにくびれていますから葉の形で区別できます。鋸歯(きょし)も大きめです。