森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

サワギキョウ ①

2011年10月09日 | 自然観察日記
林の中の小川に藪にまみれてサワギキョウが花をつけています。こんな茂みでは人の目には愚か虫たちでさえ見つけられそうに無い場所です。なかなか綺麗な花を見せていましたから周りのヨシやヤナギの枝をよけて写真を撮りました。

サワギキョウ ②

2011年10月09日 | 自然観察日記
サワギキョウのある風景は大体こういう開放的な湿地でした。背が高いので遠くからでも目に付きます。秋の花ですから特に花の少なくなった時期、より目立ちますね。

サワギキョウ ③

2011年10月09日 | 自然観察日記
キキョウ科の種ですがキキョウの整った5枚の花弁を想像すると間違いになります。庭の雑草にミゾカクシというピンクの小さな花を咲かせるものがありますが、この形に非常によく似ていますね。ミゾカクシ属という属レベルの共通種ということになるのです。なんとなく鳥が羽ばたいているような姿にも見えなくもありません。
先日バス通り道の荒れ地にベニバナサワギキョウの個体が花をつけていました。もちろん外来種で、あるいは近くに植えた株から種子が飛んできたのかもしれませんが、真っ赤な花の色はとても違和感がありました。サワギキョウは青で水辺にあるのがいいなぁ。個人的な嗜好です。