森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ナラ枯れの現場 ①

2011年10月08日 | 自然観察日記
ここは津南町のグリーンピアの散策路。数年前から魚沼地域や十日町地位など県南のの方面でナラ枯れが酷いという話を耳にしました。ここもその被害にあった場所で悲しいほどに森があれています。散策路として整備された道沿いに切り倒されたナラの樹がおびただしく積んであります。園路から離れた場所の立ち枯れ状態になっている樹もまだ沢山あります。ここも以前とは違った森に遷移していくことになるのでしょう。失った森は二度と同じ景観には戻らない気がします。

ナラ枯れの現場 ②

2011年10月08日 | 自然観察日記
ナラ枯れの原因はナラノナガキクイムシが運ぶナラ枯れ菌という菌類とされます。園路脇の切り倒されたミズナラの切り口はキクイムシの様子は分かりませんがカミキリムシの食痕の跡が痛々しいですね。でも、甲虫の髄の部分の食害には樹木は結構踏ん張れます。表面をぐるりと食害する虫がいますがこれに比べればほとんど問題にならないはずです。敵は目に見えない存在で、キノコを作る菌類なら歓迎されるのですが樹木の中に入り繁殖し樹の生命線である輸送路の一つ導管を破壊してしまうこととされます。青々とした葉が水分の補給路を絶たれあっという間に茶褐色なってしまうのです。ほとんどなす術がないですね。ナラ類のこの菌に対する耐性種の出現を期待しているところです。新たな進化が起こる可能性はあります。