森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

マムシグサ 実

2011年10月13日 | 自然観察日記
もうじき崩れそうな姿はマムシグサ。花の頃の近寄りがたい風貌とは対照的に色鮮やかな実はこの季節にはありがたい存在です。寒々とした空気を一時でも華やかなものにしてくれますね。
テンナンショウの仲間の実は里山にも結構あります。赤い色は主張する色。しかし、いつまでも残っているのはなぜでしょうか。あまり里山に住む小鳥や小動物などにはアピールしていないようですね。美味しくないのかな。

ツルミヤマシキミ 実

2011年10月13日 | 自然観察日記
ミカン科の低木です。温帯の林床に時々見かけます。単にツルシキミともいいますが西日本のミヤマシキミのほふく性を強くした日本海側多雪地に適応している種のようです(太平洋側にも温帯上部には見られるそうです)。晩秋の奥山の散策で出会うととても嬉しくなります。でも、有毒植物なんですね。絶対に実を口にしないことです。ミカン科にもいろいろ変わった種があるのですね。