森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

トロッケンゲビンデ

2012年01月12日 | 自然観察日記
昨年開館した新潟の食育花育センターに遅ればせながら出向いてみました。アウトドアが使えない状態ですから時期的には悪い季節です。見るべきものもなく10分もすればもう十分な感じ。ただ、入り口近くにこんなものが置いてありました。「トロッケンゲビンデ」というプレートが付いていました。名前は初めてですがものは松ぼっくりやどんぐりなどの木の実をボール状に接着剤で組み立てたものでした。つる植物をベースにリースというものを作った覚えがあります。クリスマスのときによく話題になるものですね。そのときにも木の実などをぺたぺたと貼り付けて形を作りました。公園の常設イベントでも里山の木の実や枝などを使った工作があります。でもこういう大きなボール状の立体にするという発想はありませんでしたね。この発想がこの日の収穫でした。

トロッケンゲビンデ:ドイツが発祥の地のようです。秋木の実や種などを乾燥しこれを素材にして、冬の間に家の中で手作業で作っていたとのこと。部屋のインテリアにしたり、プレゼントに用いたりしたのだそうです。