森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イワヒバ ①

2012年01月27日 | 自然観察日記
種子を作らない種といえばシダ植物やコケ植物などです(もっと下等な種もありかす)。しかし、化石学的には種子を持つシダ植物が存在したそうで「シダ種子植物」というそうです。現在は絶滅していて残ってはいません。「進化」と「絶滅するかしないか」ということは別問題でさまざまに変化する地球の環境にその時点で適応するかしないかの問題です。

イワヒバ:シダ植物 ヒカゲノカズラ類 イワヒバ科(よく使われる分類方法)。断崖絶壁の岩肌にへばりついているのがよく観察されます。乾燥時には丸まった姿で乗り切ります。適応という面で見ればこんなに進化したものもなかなか見られないのではないでしょうか。古典植物として昔からいろいろな園芸品種が作出されています。交配で作出したというより、自然に生じた部分的に変異したものを選抜増殖させたものと考えています。

イワヒバ ②

2012年01月27日 | 自然観察日記
葉は麟片様で規則的に並んでいます。赤い色素を含む品種もあります。この先に胞子を作る胞子のうが作られます。ヒカゲノカズラの仲間は胞子は大胞子と小胞子という2種できるそうで大胞子は造卵器に小胞子はせいしを作る造精器をもつ個体(配偶体)になり受精で次の個体を作ることになっていますが、目で確かめたことがないですね。