森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ニワウルシ(シンジュ)冬姿

2012年01月17日 | 自然観察日記
信州は寒いのでしょうが雪が少ないのがとてもうらやましい。長野は長岡よりもずっと春が早く訪れるそうです。雪があるかないかで季節の進み具合はかなり違うようです。
それはそうと車を走らせていると山際の樹が「枯葉」でにぎやかです。なかなかの大木で何本も白っぽく輝く「葉」が茂っていました。この季節葉が付いているわけでもありませんから確認のために車を降りてみました。

ニワウルシ(シンジュ)果実の塊

2012年01月17日 | 自然観察日記
近づいても大木ですからその正体ははっきりしません。とにかくたくさんのものが幹についていて風に煽られひらひらしています。それでもなんとか実がたくさん付いている姿と確認しました。

ニワウルシ(シンジュ) 種子

2012年01月17日 | 自然観察日記
これがひらひらしていた正体です。地面を探すとぽつんぽつんと落ちていました。それにしても身離れならぬ樹離れしない種子ですね。未練がましいことこの上ありません。いったいいつまで親の元にいるつもりなのでしょうか。かなり強い風にも散りそうにありません。
一見マメの実のようですが裂けるようなことはないので「さや」ではありません。周りの付属物は種子を遠くまで飛ばそうとする翼です。