森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ベゴニアの雄花雌花

2012年04月15日 | 自然観察日記
これはキダチベゴニアというベゴニアです。1つの花穂に雄花雌花が混在しているのに気づいて、その比率を調べてみました。大株のベゴジアで、花穂は総状花序で6つくらいありましたが、はっきりした法則性は見つけられません。一見雄花ばかりの花穂のようでも雌花が少数混じります。又その逆もあります。そして、花穂の中でそれらができる位置もまちまち。
雄花になるのか雌花になるのか、そのスイッチはどういう仕組みなのでしょうね。またそのスイッチがどういうタイミングで入るのでしょうか・・?。分子レベル的な追跡は私にはできませんから、こういう疑問は永遠に謎のままです。
私は、ベゴニアは花屋で流通するものしか目にしませんから、どれが野生種でどれが園芸種か残念ながら判別できません。聞くところによると多くの園芸種が出回っているそうですから、目の前にあるのは自然の性質をそのまま現していないのかもしれません。(左が雌花、右が雄花 子房下位です )