タラヨウ 枯死

藤岡の三波川にタラヨウの巨木があるというので立ち寄りました。ところが、車を降りて１００ｍほどのところにあるというのに、それらしいものが見当たりません。簡単に見つかるはずが、近辺をうろうろすること３０分ほど、細い山道を上がったり降りたり・・・。諦めて帰りかけたところ、民家の庭先に枯れた大木がありました。その脇に解説版があリましたからようやくそれと分かりました。私は、常緑樹とばかり思い込んでいますから、葉の無い樹などは見えていません。この状態ではうろうろするのも納得というものです。

タラヨウ 碑

それはそうと、このタラヨウの巨木、どうも昨年枯死したようで、まことに残念至極です。

タラヨウ 若木

枯死した樹から１００ｍ位した民家の庭先に若木がありました。樹高５～６ｍ、幹周り１５ｃｍくらいの樹で樹齢は２～３０年は経っているでしょうか。枯死した子供の気がしますが、次に繋がるようでホッとした一瞬でした。

タラヨウ 雄花

この若木に花がついていました。モチノキの仲間ですから、雄花は小さなものがごちゃごちゃと付いています。花にはかなりの時間差があるようで咲き出したものからまだつぼみのものまであります。
ところで、タラヨウはいわゆる「はがき（葉書き）」の元になっていることはよく知られたことですね。葉の裏に棒で文字を描くことができます。