森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ネコハギ

2013年02月08日 | 自然観察日記
暖帯には普通にあってこの種も新潟県内でも見られます(しかし、長岡近辺ではまだ見ていません)。地面を這って広がる性質があります。見た目はネコハギだというのはわかるのですが、私が頭に入れている形質はもっと毛深い感じのものでしたから、箱根のネコハギはさしずめケナシネコハギといったところ。とはいっても、もう秋も深まってきたころでここまで生活していると毛も取れて裸になってきているのでしょうね。

ネコハギ 実

2013年02月08日 | 自然観察日記
マメ科植物ですから花は可愛い蝶形花。しかし、実は豆果とは言いにくい状態です。豆と言えばまめですが・・・。
それはそうと、見るものはほとんど新しいものでなじみのものは少ないのに越後にもあるものがここにもあるというのも不思議な気がします。種というのは環境が違えばどんどん形質を変えてくるとおもいきや、少々の環境の違いはものともせずに同じ形質を維持していく種もある・・・。命の不思議さを感じざるを得ません。