この種も初めて見るものです。子ども頃に水田に似たようなものが普通に生えていた記憶があるのですが、これはホシクサという水田雑草といわれていたもの。しかし、農薬などのせいで全く見かけなくなりました。その干し草よりもっと珍しいそしてきれいな種がこのシラタマホシクサ。どこに自生しているのか調べると、東海地方にごく稀に見られるものだそうです。ホシクサ科の植物はほとんど調べたことがありません。県内にどういう種があるのか?水田などの湿地性のグループのようですが、もともと存在が地味で目に留まることもなかなかないのが言い訳です。
花というより花穂。細かな花が金平糖のように集まっています。で、別名がコンペイトウグサだそうです。もこもこした丸い物体で、何がどうなっているのか肉眼では判別できません。花をもぎ取ってルーペで見るわけにもいかないので、今回は写真を撮っておしまい。およそ1cmはありますからたくさん集まると面白い景観になるようで産地では売り物にしているとか。しかし、ここ仙石原湿原植物園ではごく少数の花を見るにとどまりました。もっとも、花の時期でもないですね。