これも葉だけでやや気が引けますが、それを上回るほどの価値のある存在です。あくまでも私的にはです・・・。マツカゼソウ、太平洋側や西日本ではよく見る種かもしれませんが、越後で見た経験がありませんし、時たま出かける太平洋側の山地でも気づいたことがないのです。名前がいいですね、涼やかな響きと同じく花もかわいい白い花が咲くと聞いています。葉だけでも特徴的な雰囲気を持っていますから、見つけやすい種です。
一般的にはヤマトリカブトに出会えばいたく感激するものだとは思いますが、ここではごく普通に見えてしまいます。それほど、ここには今までにない世界が広がっているので、その興奮に圧倒されてしまったようです。ヤマトリカブトとはしてみたものの、かなりアバウト。トリカブトも地方によって顔が異なるので難しい種です。比較的見慣れてはいるもののやはり里山にはないものですから、それなりの感慨は抱きますね。