森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イワシャジン ①

2013年02月10日 | 自然観察日記
昨年夏、鳥甲山の山頂付近の岩場で目撃しえらく感激したものですが、ここでまた見れるとは・・・。そういえば箱根の湿性植物園もかなりの高所でした。この当たりにも自生していても不思議はないのです。イワシャジンは関東や中部の山地に自生するとありますから、箱根の山塊もれっきとした自生地でした。しかし、全体になんとなく小型の気がします。草丈(というより垂れ下がっているためその長さ)や葉の幅、長さ・・・。しばしば雪国のものは大型になっている場合がありますから、その流れでイワシャジンも太平洋側の個体は小型化しているのでしょうか。花の美しさは変わりはありません。

イワシャジン ②

2013年02月10日 | 自然観察日記
もう花の季節は過ぎていてもいいはずです。まだまだ花を見せるというのは、種子を作れる条件があればいつでも作るという植物が持つ適応の現れ。過酷な条件下に生育する種の持つ能力だと思います。