森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ユキモチソウの付属体

2014年06月08日 | 自然観察日記
テンナンショウの仲間でごくまれに関西以西に自生があるそうですが園芸用に増殖されています。とにかく先端の付属体が棍棒状に膨らんでいて径2cmほどの偏球形で白色なのが大きな特徴です。美しいことは美しいのですが、「何のために?」という疑問が残る花です。栄養状態によって雌雄が変わる種のはずで、苞を分解して内部を見ると花弁のない雄花か雌花ばかりがたくさんついているはずです。