タヌキランの生育する崖の脇にオオバタネツケバナが見られました。アブラナ科の種で田畑の道路や周辺で見られるタネツケバナとは類縁ですが、葉がかなり大きいのが特徴です。最近帰化種のクレソン(オランダガラシ)が水路などで大繁殖していますが、一見似ていて紛らわしいのですが果実は細長いので、あまり歩長くならず湾曲気味のクレソンとは区別がつきます。深山の渓谷にはよく大きな群落をつくっていて、河原でお弁当を食べるときにサラダ代わりにオオタネツケバナをむしってきて食べたことが思い出されます。なかなか美味しいものです。