イチロベゴロシという別名を持つ物騒な有毒植物。日本の三大有毒植物だとか（ドクゼリ、トリカブトと）。ときどき固まって生えているのを見たことがありますが、最近は少ないですね。道路わきなど荒れ地に自生しています。それでも花の季節は赤い色が目を引いて、そろそろ春の色彩が無くなる頃ですからそれなりに楽しめる低木です。前川博士の隔離分布による古赤道の説は有名です。
雌雄同株の種ですがこれは雌花。まだ咲き出したばかりなのでしょうかめしべが突き出している様子しか見てとれません。一応小さいながらも赤い花弁もあるはずなのですがまだ伸びてきていません。雄花は別に茎の上の方にかたまって付きます。