森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

思い出の栂池自然園

2014年12月01日 | 自然観察日記
白馬地域に大きな地震がありました。そして、大きな被害が発生しました。御嶽山の災害やこの地震の被害、自然はしばしば私たちに試練を与えます。しかし、自然に対して恐れを抱きながら長きにわたって自然に身をゆだねてそしてたくさんの潤いを得てきました。人の不運に涙するにしても自然を恨むことはありません。
今年、白馬の栂池自然園に2度にわたり訪れる機会がありました。今回の地震で少なからず被害が出ているのだろうと思いますが、逞しい人々が早晩復旧をしてくれることを期待しています。
師走に入り、タイムリーな野外の活動と観察ができにくくなっていますので、しばらくはこの一年を思い出しながらの草花の話をしようと思います。初手は栂池自然園で出会った草花を取り上げたいと思います。

栂池自然園から見た白馬連峰

2014年12月01日 | 自然観察日記
正確にいうと栂池自然園に入る途中のリフトから撮影した白馬連峰です。台風が接近していて雨雲がかかっているのではと心配していた日でしたが、運が強いですね。残雪を抱く白馬の峰々が雄姿を現してくれました。

ワタスゲ湿原から小蓮華山方向を見る

2014年12月01日 | 自然観察日記
7月上旬でした。天候は終始安定した状態ではなく、昼近くなってくると雲の量も増えて栂池自然園を取り巻く峰々にかかってきます。一時雲の切れ間から迫力ある山容を見せてくれたのが小蓮華山でした。栂池自然園は長野県ですが、この峯の反対側は新潟県で蓮華温泉があります。そして、小蓮華山は新潟県内では最高峰の山なのです。海抜2769m。

ワタスゲ湿原

2014年12月01日 | 自然観察日記
園内はいくつかの湿原があり木道も整備されていて、体力に合わせてコースが選択できるようになっています。ワタスゲ湿原は中ほどの湿原でぐるりと周回できるようになっています。リフト、ゴンドラと乗り継いで高度をあげますが、ゴンドラの駅から幾分傾斜のある舗装された道を経て自然園に入ります。園内はワタスゲ湿原まではほぼ勾配はありません。普段見ることができない花の楽園になっていました。