楠川の河原にアカバナの一種が花を咲かせていました。家で調べミヤマアカバナと判断しました。全体的に小型の種で可憐さを感じさせます。筋の入った薄い桃色の花も自生している周りの岩などと調和していかにも高嶺の花の風情。タネツケバナのような長い果実になります。
4数性の花です。花弁の中央に切れ込みがあります。アカバナの仲間の多くが柱頭の形が「棍棒状」をしているのが特徴ですが、この種も棍棒状でした。花の大きさな終りに柱頭の存在が異様に目立つ変わった花なのです。高山帯の湿気の多い場所に生育する種です。