晩秋ですから枯れそうなものもいくつかあります。スズランの赤い実がかろうじて残っていました。かなり生気が無くなってはいてもこの季節の赤い色彩はなんとなくホッとする感じです。実をついばもうかと思ってはみたものの、スズランは有毒植物ですからうっかり実を食べることは禁物。しかし、何かに食べられたいために鮮やかな色彩をしていると思いたいのですが、だれも見向きもしないようでこのまま地に落ちてしまいそうです。
なぜか一本だけマムシ草が残されていて真っ赤な実をつけて立っていました。周りのものが片づけられていたため不自然さが残ります。テンナンショウの仲間はたくさんの種類がありますが、どれも赤い実をつけるようで晩秋にはひときわ目立ちます。この植物も有毒植物ですが、以前この実を口にしたことがあるのですがあまり印象がないものでした。人によると刺激があるとかいうのですが・・・。季節が進んで毒成分が抜けていたせいでしょうか。