森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

春の里山アラカルト ⑨キヅタの着生根

2015年04月19日 | 自然観察日記
根というには少し違和感があります。剛毛ですね。これだけびっしりと出していてもどれほどの機能があるのか?少々疑問。何のために?と思ってしまいます。樹に面している部分は確かな意味があるのでしょうがその反対側はむしろ蒸散を抑える働きとか寒さを防ぐ働きとか・・なのでしょうか?

春の里山アラカルト ⑧キヅタ

2015年04月19日 | 自然観察日記
スギの木によじ登るのはキヅタ(フユヅタ)です。この種の着生つる植物はフジやクズと異なりあまり憎めない気がする一人です。クマヤナギなどは巻き付くことはしないけれど大木の上までよじ登って林冠を覆い尽くすほどの悪さをするのですが、キヅタはそこまで悪さをしている個体は見ていません。むしろ、取り付いた大木の幹を覆いつくしてまるで防寒具のような役目をしています。