森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

早春の月不池

2015年04月23日 | 風景
4月の上旬、久しぶりの糸魚川へ。県南地区とはいえど、少し山間に入るとまだまだ残雪が多くあり春は名ばかりの状態。しかし、気の早い草花がわずかな日差しで起きだしていてこの地域でなければ県内では見られないものもあってそれなりに面白い一時を過ごしました。場所はジオサイドの一つ、「月不池(つきみずのいけ)」。ついでに「88ケ所」を歩くつもりでしたが、まだ閉鎖中。倒木やら枝折れが酷く散策できるにはかなりの時間がかかるような印象を受けました。僅かに歩けるところをぶらつきながらいろいろな発見をしましたから、しばらくはそれらを紹介します。この写真は池のほとりにある茶屋からのショット。

月不池の対岸から

2015年04月23日 | 自然観察日記
月不池は一周ができます。距離が短い割には起伏があって変化に富んでいます。対岸のごつごつした岩場から湖面を見るとなかなか魅力的な景観がありました。吸い込まれそうな青い水は湖底が深く澄んだ湖水であることをうかがわせます。
ここはフォッサマグナ帯の一角、「ジオサイド」として登録してある場所でしたでしょうか。地質学的には興味深いところであると同時に植物分布の面からも大変興味のある場所になっています。

強羅コースの石仏

2015年04月23日 | 自然観察日記
信仰の歴史もあって、月不池の近くから始まるハイキングコース「強羅コース」には五聖殿なる石仏も見られます。奥には進みませんでしたが、まだまだいろいろなポイントがありそうで人々の生活に根差した史跡も多い地域です。
まだ顔を出している草花は少ないの季節です。しかし、この季節なりの「顔」もあるはずで、それを探しに歩いてみました。