ごろごろした大岩にへばりついているつる性の植物、イタビカズラです。西日本に多い種ですから県内では海岸線に沿って分布していて、生活息が限られている種です(なぜか新発田にはあるのです!)。イチジクの仲間、雌雄異株。この季節は常緑の葉を見る以外は花らしきものはみられません。ここではいたるところの岩や大木に取り付いていて、繁殖が旺盛なように見えるのにその他の地域に分布が広がっていないのが不思議な気がします。
イチジク属はクワ科。イチジクの仲間自生種は県内にはこの一種しかないと思います。イタビカズラを知ったのは教員時代に生徒を連れて九州に行った時のことで、わずかな時間で立ち寄った見学地にあった森を観察した時です。自由な時間があればどんない楽しい一時を過ごせただろうと指をくわええて羨んだことを思い出します。
県内には様々な植物が生育していてこれを理解するにはまだまだ先が長いのですが、他県でもその地に合った種が息づいていてますからこれを知るのもまた楽しいことです。時間やお金の余裕があれば、観光地巡りなどしなくてもよいので見知らぬ山間の小道などをブラ歩きをしながら過ごしたいなどと思ってみたりします。
県内には様々な植物が生育していてこれを理解するにはまだまだ先が長いのですが、他県でもその地に合った種が息づいていてますからこれを知るのもまた楽しいことです。時間やお金の余裕があれば、観光地巡りなどしなくてもよいので見知らぬ山間の小道などをブラ歩きをしながら過ごしたいなどと思ってみたりします。
昔、九州で出会ったイタビカズラはこのような姿でした。かわいい話ですが、このような姿が当時の私には新鮮なもので驚きだったのですね。新潟県内でこのような景観を見つけることができるのは糸魚川地域が多いと思います。
イタビカズラの葉が凸凹なので、裏を返すと何かの病気に罹患しているようです。種名はわかりませんが菌の胞子のう?でしょうか。冬の時期は活動しないのか丸いぶつぶつ状態になって特有な造形をしています。まだ新芽が動かない季節で、昨年の葉の多くがこの菌に罹患していています。案外こういう病気が生育条件を決めている可能性があるのではないかと勝手に推理してみました。