高い山に行けば必ずといっていいほど目にするダケカンバです。樹の肌を見てダケカンバと認識することが常ですが、葉や花のことは知っているようで知らない存在です。たまたま、目の高さにダケカンバの雄花が咲き始めているのがありましたので記録に留めることにしました。カバノキの仲間ですから雄花は尾状花序。残念ながら付近に雌花が確認できませんでしたので今回は省略です。
今年は各所でユキザサ類を観ているのですが、これは茎が紫色をしているヤマトユキザサ。別名ヒロハユキザサ。間が花が咲かない段階ですから雌雄の区別はできません。雌雄異株の多年草です。
山菜としては優秀な方だと聞いてはいますが、久しく口にしていませんから記憶が薄れました。なかなか採集のタイミングが合わないことも理由で遠ざかっています。
山菜としては優秀な方だと聞いてはいますが、久しく口にしていませんから記憶が薄れました。なかなか採集のタイミングが合わないことも理由で遠ざかっています。
同じような場所にユキザサも点在していました。ヤマトユキザサは深山性、ユキザサは里山などに生育するという先入観があるので並んで生育していると奇異に感じます。しかし、傾向としては両種は成育地を違えているということは言えると思いますが、重なる場所も存在するということでしょう。ユキザサは小型でヤマトユキザサの半分以下の大きさ。雌雄同株・両性花です。