鴫(しぎ)の谷地沼の遊歩道の一角は植栽された木々があります。その一つ、イヌエンジュが白い花を咲かせていました。エンジュは中国原産の種ですが、イヌエンジュは在来種。この鴫沼のイヌエンジュは自生ではなく移植されたように思いました。マメ科の高木。径20cmはあるのですが、花が比較的低い位置で見られましたから記録にカメラに収めました。ところで、県内にも多数自生は確認されているのですが私は自生と思われるイヌエンジュのそのものに気づいたことほとんどありません。イヌエンジュに気づくときは大体こういう公園化された雰囲気の林の中です。ひょっとして、このイヌエンジュもともとここにあったのかなぁ・・・?
日本で見られるエンジュと名が付くものは、エンジュとイヌエンジュ、ハリエンジュでしょうか。エンジュは中国大陸から、ハリエンジュは米国からだそうです。イヌエンジュが在来種。イヌなどという名をつけなくてもいいと思うのですが。