イチヤクソウの仲間であることは直ぐに分かりますが、はて何んだろう??生育している場所も姿かたちも瞬時に当てはまるものが出てきません。もちろん持ち帰っての調べですが、あっちへいったりこっちへ来たり・・・。
一ッ葉イチヤクソウなどというのがあるのだろうか??小さな葉が1枚でこれだけの個体を成長させることができるのか?なるほど、このイチヤクソウの仲間は半寄生の性質があるわけですから、栄養製造器官の葉が1枚でも何とか生きていけるわけか・・・! 葉の形は丸くなくイチヤクソウに近い形です。
あまり生育するには難しいそうな場所に数本の花茎が伸びている一角がありました。どれもこれも葉が小さいものが1枚。ベニバナイチヤクソウを散々見てきたわたしにとってはこの姿は異様で、こういう生活形もあるのかと感心させられました。新種にでもしたいくらいの形質です。通年を通して観察する必要がありますが、面白いことが分かるかもしれませんね。同定が間違えている可能性もあります。それにしても、自然界に存在するものはすべて既成概念で捉えないことが必要だとこの時も思いました。神秘です。だから面白い!