ノハラワスレナグサ 2017年02月16日 | 自然観察日記 富山県中央植物園の「高山絶滅危惧植物室」の一角の展示ですからそれなりの意味があってのこと。とはいえわたしにこのノハラワスレナグサがどういう位置づけなのか迷いました。花のない季節ですから花が咲いている個体はそれだけで存在の意味は十分あります。しかし、この種はときおり空き地や土手などで見かける帰化植物か植栽していたワスレナグサの逸出の個体と同じように思えるのですが・・。ヨーロッパ原産の種のはずです。高山種という意味でここに展示されていると理解しました。
ノハラワスレナグサの花 2017年02月16日 | 自然観察日記 園芸化されたワスレナグサはいろいろな色彩や花はずの多いものなどがあるようですが、帰化した野生種は在来のキュウリグサをやや大きくしたような感じです。
ノハラワスレナグサの葉 2017年02月16日 | 自然観察日記 季節柄生気のない草姿です。しかし、12月の半ばは多くの植物が休眠かそれに近い状態ですから、まだ花があり葉があるのは高山性の種のなせる技というところでしょうか。