散策路はほとんど遮るものもないササ原の中を歩くのですが、ところどころ小沢が流れている場所を横切る辺りが林になっていたり深くえぐれて岩場になっていたりでこの散策路のアクセントになっています。そんな小さな岩場にタケシマランが赤い実をつけていました。タケシマランは亜高山帯に見られる種の一つで花は目立たないのですが夏から秋は赤い美しい実をつけ楽しませてくれます。
タケシマランが生育する同じ岩場にオオタケシマランも見られました。両種を見るのに良い観察場所ですが、少し近づきがたい地形で写真を撮って拡大しての観察です。葉は茎を抱き分かりづらいのですがオオタケシマランの花茎は途中で屈折します。