ナンテンハギ

ママコノシリヌグイに並んでナンテンハギも見られました。この種も変わった分布をする種の一つです。先日テンニンソウの話をしましたが、ざっくり言って新潟県内ではこのテンニンソウに似た分布をしています。阿賀野川沿いと弥彦山塊それと糸魚川周辺に見られそれに加えて魚沼地域と佐渡海岸部に記録されていました。以前栃木の那須高原で見たの思い出しました。全国的に見られるもののようですが決して均一に分布しているものではありません。それなりの歴史があって結果がある筈です。

ナンテンハギの花

マメ科の多年草です。花は数個の蝶形花が枝先にまとまって付いています。花の色もかなり青いものや赤みを帯びているものもあるようですが、弥彦の海岸には赤みの強い傾向があるようです。

ナンテンハギの若い果実

ナンテンハギの若い果実です。袋果といいます。やがて膨らみいわゆる豆になります。

ナンテンハギの葉

ナンテンハギは２枚の葉がついになっています。別名フタバハギといいます。この葉がナンテンに似ているということから名前が付けられていることになっています。