これは紅葉し始めたシラキです。福島県の下郷村の塔のへつりの岩場に自生していたもの。トウダイグサ科の亜高木。新潟県内では弥彦山塊と佐渡、笹川流れや親知らずといった極限定的にしか見られない珍しい木ですが、福島県内ではかなり広く目撃しています。岩手県以南の太平洋側が分布の中心でしょうか。紅葉が美しい木として知られています。
花は何度か目にしていますが、果実は今回が初めてです。三角形の形をしながらも丸みがありこういう形質のものもなかなかお目にかかれません。紅葉し始めのころでいい感じの色づきでした。このまま赤く熟すのかと思いきや図説では黒褐色になるとあります。