山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

枯葉が銀世界になるとき

2012-12-10 20:26:27 | 風景
 
 一昨日は烈風に舞う枯葉を震えながら見ていた。
 枯葉が道草山に降り注いだ。
 そして、きょうの朝、雨戸を開けると白銀の世界に変わってる。
 まるで、手品師だ。

     
 午後に来た友人の話では、「となりの地区では雪が消えているのに、ここはまったく朝と同じ。寒い地区なんだなー。」と感心する。
 道理で、がんがんつけている石油ストーブはなかなか二桁にならない。

                 
 隣の道路には元気に走る動物の足跡が残っていた。
 どうやって走ったのか、足跡からはよく理解できない。

                      
 茶樹もじっと寒さを耐えている。
 人間は混迷する政治に耐えられず、あきらめているようだ。
 建国以来初めての黒人の大統領を生み出したアメリカ。
 自民党の長い一党支配を破った民主党。

 そんな時代にわれわれは存在するのにもかかわらず、事態は思うようにはいかない。
 チェンジする主体が成熟していないからだ。
 体制が変わっても、人間の意識はそう簡単には変わらない。
 4000年前から成立した中華帝国だって、いまだ変わらない。

 変えようとする人間の内面の深さの進攻が時代を揺るがすのだ。
 人間の小ささを遠くで見つめる小雪がまた降ってきた。   
コメント
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