「なんだこれは!!?」
沈着なツガル博士は珍しく叫んだのだ。
林道沿いに横たわる子どものカモシカの遺骸。

前足2本がない。
あばら骨もない。
それにしても、きれいに食べられている。
さすが、後ろ足の先端だけ残っている。

顔の前にアゴが転がっていた。
虫歯もないきれいな歯だ。
いったいだれが最初に一撃を与えたのだろう。
前足もアゴも強力なパワーがないと引きちぎれないはずだ。
事故で動けなくなったのか、熊が出没したのか。
謎はどんどんふくらんでいくばかりだ。

川根町の山々をのぞむ頂上は、三ツ星山だ。
平日でしかもマイナーな山のようで出会う人はいなかった。
林道沿いの樹木が広葉樹であるのがいい。

頂上には「三等三角点」が埋まっていた。
基本的に三角点は4等まである。
設置間隔が、一等は40km、二等は8km、三等は4km、四等は2kmということだ。
カモシカ事件は今のところ迷宮入りだが、事件はなにげない所に起きるものなんだ。
沈着なツガル博士は珍しく叫んだのだ。
林道沿いに横たわる子どものカモシカの遺骸。


前足2本がない。
あばら骨もない。
それにしても、きれいに食べられている。
さすが、後ろ足の先端だけ残っている。

顔の前にアゴが転がっていた。
虫歯もないきれいな歯だ。
いったいだれが最初に一撃を与えたのだろう。
前足もアゴも強力なパワーがないと引きちぎれないはずだ。
事故で動けなくなったのか、熊が出没したのか。
謎はどんどんふくらんでいくばかりだ。

川根町の山々をのぞむ頂上は、三ツ星山だ。
平日でしかもマイナーな山のようで出会う人はいなかった。
林道沿いの樹木が広葉樹であるのがいい。

頂上には「三等三角点」が埋まっていた。
基本的に三角点は4等まである。
設置間隔が、一等は40km、二等は8km、三等は4km、四等は2kmということだ。
カモシカ事件は今のところ迷宮入りだが、事件はなにげない所に起きるものなんだ。