
昨日の雨にもかかわらず、きょうは完全に快晴だった。
浮世絵の青の色を思い出すほどの見事なブルーだ。
そんななか、浜松市春野町の五和開拓集落を19人が探訪した。
背景である南アルプスの最南端の山々をシンフォニーの天野さんがそれぞれ説明してくれた。

最初に訪問したのが自然薯栽培で活躍の「山本農園」。
ムカゴをハウスで育てた後、プラスチックの波板を埋めて、育ったヤマノイモを長いビニール袋に入れて埋めていくという。

山本さんが入植したのはおじいさんの代から。
自然薯栽培の農家は町内に9軒あるそうだ。
かなり大規模にやっているので、近所の雇用にも貢献している。
帰りに大根の収穫をみんなで行い、それをおみやげにしてくれた。

10問のクイズを出したが、戦後すぐ五和の開拓を強力に進めたのがGHQだったと気がついた人は少なかった。
これほどの山の中にもマッカーサーの権威が貫徹していたわけだ。
フユイチゴの実に出会えると期待していたが、残念葉っぱだけだった。
そのかわり、ヤブコウジの群落に出会えたのがさいわい。
それからまもなく、選挙の投票に向かう。
どこに入れるか今回ほど迷ったことはない。