山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

晴天に恵まれた森林散策会で…

2016-11-20 21:20:25 | 植物
 林業家・金原明善が中心的に活躍した天竜の「龍山村」の森を歩く。
 秋葉山への信仰の道は同時に生活の「塩の道」でもあった。
 地元で育った楠さんの尽力で個人の庭を通り抜けたり、とても個人では行けないコースを構成してくれた。

    
                                 
 廃校跡地に散らばった「ヒラヤマシーダー」の雄花が迎えてくれた。
 といっても、先日家の中に侵入したヤマナメクジに形が似ている。
 ヒンズー教では聖なる木であり、その森で過酷な修行もされているという。 

        
 散在する人家の石垣で準絶滅危惧種の「ツメレンゲ」(ベンケイソウ科)を発見。
 ツメレンゲは、絶滅危惧種のクロツバメシジミの食草でもある。
 以前、畑で育てたことがあったが失敗。
 石垣やコンクリート周辺で過酷な生き残りをかけている。

                                   
 林道沿いに「アブラギリ」(トウダイグサ科)の果実が散乱していた。
 昔は傘や提灯の油紙に利用されたり、印刷インクなどに使われたそうだが、食用にはできないという。
 20年前くらいだろうか、植物園で初めて見たことがある。

 昨日の雨で道は濡れていて滑りやすい。
 ほどよい汗を冷たい秋風が心地よく飛ばしてくれた。


                   
コメント
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