日本の高度成長の原動力の見本になった生産方式は「フォードシステム」だった。その大量生産・合理的システムを生み出したは、「自動車の育ての親」と言われたアメリカのヘンリー・フォード。バックが青いのが特徴のエンブレム。
アメリカ経済の代表だった自動車のビッグスリーと言えば、GM・フォード・クライスラーだった。そのクライスラーは経営破綻して、イタリアのフィアットの傘下に入った。
パワーと飛翔が込められたクライスラーのエンブレムだが、そのフィアット・クライスラー社を中国が買収するという鼻息荒い動きがある。
「GMC」とは、ゼネラル・モーター・カンパニーの略のブランドのようだ。世界最大の自動車メーカーだった「GM」も倒産し一時国有化された。いまだ混迷の中にあるようだ。
アメリカのロゴは大まかなのが特徴で、そこに職人気質やロマンが反映されていない気がする。アメリカ自動車業界の傲慢さや大まかさがロゴに出ているのではないかというのは言い過ぎか。トヨタ車のロゴにかける愛情はその意味での文化を感じるがどうだろうか。